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「土の照明」、どんなものだと思いますか？ 土のポットにロウソクを灯すのはよく見られますが、山共建設の場合はちょっとユニーク。シェード部分に土を塗り、そこから光を透過させるのです。
「えっ、土は光を通すの？」
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そうなんです。もちろん厚く塗るワケではありませんが、土を透過した光はとても趣きのある陰影をもたらします。しかも土の種類や細かさでも表情は違ってきますし、配色を変えたり、マスキングしたり、塗面を金網にしたり竹にしたりと素材を工夫して、実にさまざまな明かりを作ることができるのです。
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左／2色の土で無造作にラインを描きました。
右／金属のメッシュを円筒に回し、土を塗り、周囲に竹をめぐらせました。
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左／ベースの三角形の支柱は自然木。これに土を塗った金属メッシュを貼りました。
右／石のスクリーン。門柱や展示会のサインとしても印象的です。
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金網に土を粗く塗っただけで、こんなに面白い表情。台座には石を使用しています。
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土の照明は、山共建設にオーダーすることもできますが、皆さんが手作りすることも可能です。「作り方」というものはありません。目の前の土を使って泥んこ遊びをすればいいのです。
もともと私たちはモノを「手」で作ってきましたよね。そう、子どものころにかえって遊んでしまえばいいんです。
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そうしたら、思いもよらないカタチや表情が生まれ、世界でたった一つのオリジナルの照明が誕生することでしょう。土というのはそういう素材なのですね。
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